ミュージカル『CHICAGO』出演中
鴨志田加奈さん インタビュー

現在公演中のミュージカル『CHICAGO』にスウィングメンバーとして、当スクールのヴォーカルの生徒でもあり、ダンス講師でもある鴨志田加奈さんが出演中です!!!稽古中の忙しい中インタビューに答えてくれました。その模様をお届けします!!!

---練習はどうですか?

稽古場のエネルギーは凄いです。
振り付け、演出、音楽の監督もニューヨークから来ているシカゴ班なので、求められることや作品を作っていく過程が凄く面白いです。
皆仕事って感じではなく、一人一人がどうゆう風に自分のエネルギーをぶつけて活かしていくかというところにあるので、凄く良い現場です。
私はスウィングなので、女性のアンサンブル部分は全部覚えないといけないのですが、外から稽古を見ながら、振り付けの時なんかは自分が振り付けを練習しながらも、ポジションとか色とかを全員分、男の人と一緒のナンバーだと12人を瞬時に紙に書き、動きを憶えということを繰り返しやっています。出来上がってからは一人一人の統制を追ったりとか、でも実際中に入って練習させてもらうわけではないので、外から見て憶えて、全部リハーサルが終わった後に、居残り勉強している人みたいな感じで、その時間稽古場が空いているときにやるという形ですね。まだイメージでトレーニングするしかないので、電車の中で音を聞きながらやったりとかしています。
今までで一番頭も体も、自分が持っているものは全部使っても足りないみたいなそんな感じです。
過酷ですが、でも変な迷いはないというか、最初の頃は何をやっていいのか分からなくて出来るのかどうかという不安も凄くおおきかったので、どうしようと考えている時間もあったのですが、だんだんそんな時間があったらやらなきゃ間に合わない!みたいな、逃げられない窮地に追いつめられると、これはやれる事だと分かっていることは取り合えずやろうみたいな感じです。

---『シカゴ』の世界観ってどうですか?

『シカゴ』は、大人のダーティーな世界をシニカルにセクシーにという感じで、演出が結構衣装とか道具に頼らないというか、皆衣装はずっと同じですし、なのでその場面場面によって自分の中の物を変えていくという。舞台上にずっとアンサンブルは椅子に座ってたりするんですが、座ったとたんに自分のテンションを切り替えたりとか、立ったとたんに切り替えたりとか。
『シカゴ』を作ったフォッシーの世の中って見方、真正面から見て光り輝いているものに焦点を当てずに、斜めから見たり、地面から嘗め回したみたいな、そうゆう異様な世界だったりシニカルな滑稽さだったりとか、そうゆう微妙なものを求めてくるので、アメリカのスタッフからは「これはジャジャーンっていうミュージカルとは違うんだよ」っと常々言われます。
私にとっては、そこが大好き!です。

---キャストの雰囲気はどうですか?

個性的な面々が揃っていて、オーディションも凄く内容の濃い物で、3日間ぐらいやっていたので、あ〜そういう中から選ばれた人なんだなっていう感じが凄くするし、アンサンブルといっても凄く「パーソナルを出せパーソナルを出せ」と言われるし、「コーラスダンサーを僕達はとったわけではない。その人の色を見せてもらうためにあなた達を選らんだんだから」と向こうがいうだけあって良い意味で粒が揃っていないというか、年齢も違ったりと、皆悪い女を演じるんですけど、色んなタイプの悪い女がいますね。 だからって地はそうじゃないですよ(笑)

---本番に向けて心がけていることは?

心がけてることと言えば、とにかく覚えられることとか、出来るようになっておかなければいけないことを、確実にクリアーにしておくってことは最低限やっておくべきことなんですけど、皆の中に入って練習ができないので、何が起こりうるかなんて分からないんですよ!
とにかく自分を信じて、動揺せずにやれるようにしておくってゆうだけで。まあでも逆に、人間の脳って何パーセントしか実は使ってないとかって言うじゃないですか、その使っていない何パーセントの所を使ってやらない限りは出来ないんじゃないかって、かなり楽観的なようで、実は凄い切羽詰っているみたいな・・・(苦笑)
もう逃げられないっていう・・・。ま〜散々今まで逃げてきたからいいのかな〜。
だから出来る限りの努力はなんか珍しくしてるかな?
まいっか〜って所で止めちゃうと恐怖心のほうが大きくなっちゃうから、稽古場も帰らないといけないギリギリまで出来ることを探して、普段だったら無理したらモチベイション保てないなと思うことも、そんなことも思っている余裕もないみたいな。
よくわからないけど充実してるのかな〜。
ペンダコとか出来てますよ。8月の末から振り付けが始まって、大学ノートはもう4冊目になりました。それとは別にフォーメイションとかまとめたファイルがあって。なんか受験生だな〜って感じです。

---ビデオで撮ったりとかしないんですか?

う〜ん。それをすれば絶対楽なんですけど、何か違うかなって。一緒にスウィングやっている子とも話すんですけど、料理人の修行している人とかも、直に師匠の味を見ることは出来ないのと同じ感じかね〜って。

---スクール生に向けて一言お願いします。

私もそうなんですけど、自分が何に向いているかとか、何をやれるのかって、結局考えても分からなかったりするじゃないですか。だから自分の中の小さな課題でも、これをやるかやらないかあるんだったらとりあえずやれ!!それをやらないでいると問題もあやふやになるし、やってみてから合っているのか間違っているのか分かるし。それは今の私の『シカゴ』にいて逃げられないそういう状況にいるから出来ることなのかもわかんないんですけど、やっぱりいくらでも逃げたいって思う瞬間はあるけれど、本当に小さいことでも、ここで逃げたら負けだ!って思って、もう一回だけ練習して帰るとか、本当に些細なことだけれど、それを出来ると何か自信になっていくんです。そんな小さなことですけどね(苦笑)
私は結構運がいいと思うんですよ。凄く好きな作品でボブ・フォッシーも大好きだったし、そうゆう物にかかわれるようになるなんて。まず日本ではフォッシースタイルのダンスをレッスン出来るところはないし、習うにはN.Y.に行くしかないのかと思っていたのに、まさか日本初の『シカゴ』のキャストになるとは夢にも思っていなかったのに、でも夢にも思っていなかったことも現実になることがあるんだなって思って。たまにかってに鳥肌とかたってます(笑)